渋谷で働くスマホ社長のブログ

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日本代表する経営者になるために日々邁進します


先日は、サイバーZの2019年のVP(ビジョンプレゼン)だった。VPは年に一度開催しており、僕から直接今期の方向性や戦略、大事なことを伝えている。また、各国の支社のメンバーなど一堂に会す唯一の場になっている。わざわざ全社員を集めてやることか、と思われがちだけど、Zでは創業期から形や頻度を変えてやり続けている。

 

狙いとしては、皆の意思統一なのだけど、単に僕からの堅苦しいプレゼンをするというよりは、素直に自然に皆と会話するようtoo muchになり過ぎないように気をつけている。会場の演出も、一目で今期のテーマを感覚で掴んでもらえるように、拘って工夫してる。

 

今回直前に会社が10周年ということに気づいたんだけど、まさか10年も会社が続くと思わなかった。創業当初は何度も潰れかけて胆を冷やすどころか、内臓に汗をかき続けて日々過ごして来た。最初は、本当に色んな意味でやばかった記憶しかない。とにかく酷くて、事業は勿論、組織も会社の体をなしていなかった。今思うと、とても恥ずかしい。。

 

サイバーZは、ガラケーの広告代理店からスタートして、スマホに参入し、今はesports,OPENREC,Vtuberなどの事業を形を変えながらやっている。それぞれトップクラスの規模に成長して来ている。

 

10年もやると創業時にやっている事業の市場が傾いたり、大体がオワコンになったりすることが多いと思う。普通だったらひよってジリ貧になるところを、変化を恐れず挑戦し続けた社員の皆んなを心から誇りに思う。10周年を過去最高の年商で迎えられたのも皆んなの汗と涙の積み重ねのおかげです。いつも頑張ってくれて本当に有難う。

 

振り返れば10年だったんだけど、10年ということにさほど意味を感じない。これからどういう会社になっていくかのことがよっぽど重要だ。創業当初から伝説の会社と言い続けて来て、側から見るとチャレンジオーバーヒート気味に見えているかもしれない。

 

事業は、生まれた時から寿命があると僕は考えるようにしている。だから、どこかで閉店して、新装開店しないといけない。ここから一山、二山当てるまではなんと言われようと挑戦を辞めない。

 

挑戦に伴う環境の変化にはネガティブ感情の連鎖は付き物だ。でも、3年前、スマホで動画を見ていた人は周りにいたか、さらにその3年前スマホを持っている人は周りにいたか。我々がいる市場の変化は加速している。だからこそ、その変化に柔軟に対応しなければならない。変化に対応しなければ死が待っている。逆に、変化にいち早く対応できる文化や組織が構築できれば可能性は無限大だ。

 

Zは何をやっても一生懸命やる文化がある。コミットメントも強いとよく言われる。内部のみんなはわからないかもしれないけど、取り引き先や他の役員の人から見るとそう見えるらしい。僕が思うに、その最も大きな理由は文化だと思う。文化は人が創るものだから、今も最終面接は全て僕が見ている。

 

ビジネスマンがスキルやキャリアに拘るのはいいことだけど、固執しすぎると変化に対応できない硬い筋肉になってしまう。例えば、3年間培って来たスキルをきっぱり捨てて違うことにチャレンジすると損した気分になるから。

 

それよりも、会社が好きだったり、何でもいいから大きいことがしたかったり、そういう人たちの集団であることを大事にして来た。だからこそ、この市場環境変化が加速する時代に活躍しやすい組織構造に少しずつなって来たと思う。

 

個人的にも先日CAの常務取締役を拝命させて頂いた。何も言われてなかったから正直とてもびっくりした。

 

チャンスを頂いたからには今期のテーマであるGOAT(greatest of all time=間違いない、最高な)な会社にし、成果が出るよう僕も経営を一兵卒のつもりで頑張ろうと思う。

先日は、僕がチャンネルプロデューサーを担当してるウルトラゲームスの決起会だった。ウルトラゲームスは、AbemaTV上に新しくできるゲーム専門チャンネルだ。開設は21日、いよいよオープン一週間を切った。

 

ゲームの番組自体は世の中にあるようで、実はあんまりない。

構想当初は、オリジナルと調達の割合を半々くらいで考えてたけど、

思ったよりコンテンツが無くて、理想の編成に近づけるために結果オリジナルが90%以上の編成になった。わがままいってオープンも半年遅らせてもらった。

 

ゲームの番組創りをする上で、ゲームにどっぷり浸かっているかどうかはとても大事。担当している人がそのゲームについて理解しているのは前提として、ユーザーや周りを取り巻く環境についても体感しているかどうかで質が変わってくる。さらにそれが現在進行形でユーザーの反応も変わるからそれをウォッチし続けて、アジャストしていくとなると、どっぷり好きじゃないとやっていけない。

 

僕自身、家庭環境の影響もあって昔からゲームやって育って、OPENREC、RAGEを事業化してゲームのコンテンツに一番触れていた自信もある。時間をかけた分すべてのコンテンツについて、仔細にチェックして一旦は納得のできるものになったと思う。

 

新しいことを仕掛けるのは、とても怖いことだ。よくわからないことは誰でもやりたくない。不安な時って数字や理屈に縛られ易いけど、その状態は要注意で、数字や理屈が独り歩きして、リスクヘッジや言い訳になってしまうことも多い。今回はそれを爪の先から全て排除し、それよりも、シンプルに、頭でちゃんと想像して、直感的にそれはいいねというコンテンツに絞った。

 

勿論、戦略や着地予想読みは嫌になるほど、なんどもシュミュレーションしたけど、いくら理屈を並べたって、最終やってみないとわからないじゃんってなる。

 

今ウルトラゲームスのチーム内では@気合いという一見オールドスクールな言葉を皆使っている。このご時世、誤解されるかもしれないけど、新規事業ではこの気合いが何よりも重要だと思う。

 

これは単に威勢がいいことを言っているわけではない。新規事業は、皆それが当たるかどうか半信半疑の状態でスタートする。だから一定の成果や先行指標が出るまで、走り抜けるしか道はない。それが達成して、前に進んでいる実感がわけば、士気は上がるし、そうではければ一気に下がってしまう。

 

だからこそ、その真空状態のファーストステップを気合いで乗り切れるかが大事。絶対に成功させるという気迫の連鎖がチームを前進させ、成長させる。

 

チーム編成の最初、人選も拘りぬいて少数精鋭にした。当然、少数精鋭な方が気合の連鎖は起きやすい。何とかこのチームで、伝説のチャンネルを創りたいと思っている。

 

詳細はウルトラゲームス公式ツイッターに随時上げていきますので是非ご覧あれ👀気合い入れていくぞ~🔥

 

 

 

 

 

 

 

 

本日からCyberZのコーポレートロゴが新しくなっております。

2009年に創業して以来、代理店業を中心に、F.O.Xを始めて、その後OPENREC,RAGEを開始し、ゲーム動画メディアやeスポーツにも参入して今に至ります。

 

創業当時はドタバタで、Zやると決めて1週間で会社名決めたり、事業計画立てて設立したから、中身なんてなんもなかった。創業日は市川と大友と三人で会議室でスタートした記憶があるけれど、”伝説の会社を創る!”とか一見恥ずかしいことを勢いで皆で言いながら、日々起こることに右往左往しながらも何とか走ってきた。最初に黒字化した時は、苦労した分本当に嬉しかったし、ガラケーやってた頃の最後の方はとにかくきつかったけど、振り返れば、たくさんの仲間が増え、環境も事業内容も変遷していった。今は、新規事業にリスクを負いながら挑戦して、色んな人の協力とパワーをもらいながら少しずつだけど前進していきたい。

 

今回のロゴの変更は、そういった変遷を組み込んだ意味であることは勿論のこと、まだまだ我々はファーストステップにいるということを皆と確認したかったから。それなりに成長すると、満足しがちだけど、そうではなくて、あくまでも我々はまだまだ初歩的な段階にいて、皆ともっと大きなチャレンジをして、デカいことを成し遂げ、会社を大きくしたい。

 

最近、色んな会社を見ていてふと思うんだけど、組織って不思議なもので、見てる目線が違うとどんなに優秀な社員が集まっていても、大きな成果って上がらないものだと思う。

 

原点に戻りZは初志貫徹、伝説の会社になるべく邁進していきたいと思っておりますので、皆さん今後ともどうぞよろしくお願いします🔥

先日のCA36研修の打ち上げでK君と雑談していた際に趣味の話になった。聞くところによるとK君の趣味は特になく、強いて挙げるなら”腕立てをしてます!”とのこと。腕立て伏せが趣味といえるかどうかは別にして、K君の話を聞いて少し不安になった。

 

よくよく考えると、無趣味な幹部は昔から少なくない。僕もその一人だった。若くして成果を残すために、仕事に精魂を傾ければ余暇時間も夢中で仕事して、それが成果に結びつくことも多い。しかし、仕事だけに集中しすぎると20代のうちに行き詰る気がする。

 

無趣味な幹部の特徴としては、語弊を恐れずに言えば、

 

・話しててもつまらない話が多い、深みがない

・人の気持ちがわからない

・想像力が乏しい

 

ただの悪口みたいになってしまったけど、、、笑

 

若くして成果を残す人の特徴として、自分でなんでも出来ちゃう人が多いと思うのだけれど、冷静に考えてみると成果の高さをさらに何倍にもしようとするとチームで動くことが不可欠になる。

 

チームを動かすためには、相手の気持ちになって考えぬくことが必須だ。相手の気持ちになって考えるっていうのはバズワードで、皆知ってるコミュニケーションの基礎だけれども、ここに落とし穴がある気がしてならない。

 

自分でなんでも出来ちゃう人の特徴で、相手の気持ちになって考えるその相手の気持ちも自分だったらどうするか?と一人称になってることが多い。これが一番厄介だ。自分だったらこうやる、自分だったらこれくらいやるというのが前提で、それと全く同じやり方をメンバーに求めてしまう。でも、人それぞれ特徴や性格が違うから成果が同じように出る訳はない。むしろ窮屈になってしまうかもしれない。

 

また、趣味は、気分転換やリラックス効果などの効能はもちろんある。どっぷりつかれば一流のモノや人に出会うことも大きなポイントだと思う。どの分野でも一流には必ずワケがある。それを体感したり、プロセスを想像するのが楽しかったりする。幾つかそれを体験すると、自分のボキャブラリーが格段に増えていることに気づく。

 

若くて出世するとあんまり叱られなくなるから、趣味で一兵卒になると内省する機会が増えるのもいいところだと思う。一流のサービスでなくても、サービスを受けて不快な思いをしたりするとそれはそれで、反面教師になる。

 

趣味じゃなくても甘美な経験と仕事の振れ幅で成長というか人間としての魅力が促進される気がする。仕事に一直線になることはとてもいいことだけれども、大きい成果はチームワークだったり、柔軟な発想だったりが不可欠なので、それを遊んで学ぶことは意外と重要なのかもな。あんまり上手に説明できなかったけど、要は肩肘張らず、純粋に楽しめる趣味があるといいねという話でした。腕立て以外もねニコ

 

先週末はCA36の研修だった。CA36はサイバーエージェントの未来を担う若手の総称だ。現場で成果を残している30歳未満のエース幹部達で組成されている。今回は僕からテーマを出してそれに対してアウトプットを出してもらう形だった。さすが皆優秀で、一生懸命わかりやすい提案をしてくれた。

 

この研修を通して、また最近ずっと考えていたのだけれど、経営において一番のリスクは何か。人それぞれ答えは違うと思うけれど、僕が思うに一番のリスクは、チャンスを逃すことかなあと思っている。

 

普段業務では顧客の広告効果やメディア、ゲームだったらKPIに対しての問題を解消することが重要となる。それを象徴するように定例会議ではダウンサイドのリスクを消すことにフォーカスした会議がスケジュールを埋めている。確かに、既存の戦略を遂行するために、リスクとなっているものを取り除くことは重要だけど、それだけでは、事業を大きく伸長させることはできない。

 

やっかいなのはダウンサイドは直感的に怖さがあるということ。つまり、ダウンサイドを喰らうのは目につきやすいけど、チャンスは潜在的なものだからその場は逃しても痛くない。もっと言えば、既存業務をやる上で、チャンスは邪魔にすらなる。チャンスを的確にとらえなくてはジリ貧になるけど、現場からするとチャンスへ張るということは時間やリソースの制約がかかるということだ。

 

この大きなジレンマを認識し、抱えながら事業を遂行させることは幹部に欠けてはならない資質だと思う。今回研修に参加していたCA36はいわば現場のトップなので、もしかしたらダウンサイドの罠にかかりやすいのかもしれない。

 

また、チャンスを見つけてもそこに投資する資源が無いとチャレンジできない。ここでいう資源は、組織力や資金になることが多い。日ごろから一生懸命いい仕事をしているリーダーやチームが会社にいれば、新しい市場にそのままチャレンジが出来るかもしれないけど、有望な市場であればあるほど、先見性やアイディアだけで勝負できるほど甘くはない。そう考えると、チャレンジできる人って実は一握りしかいない。意外とそれに気がついてない人が多いのかもしれない。

 

少し前にはスマホが登場し、それに付随してゲームやメッセージアプリ、フリマサービスなどが立ち上がり、今は動画元年。既存の業務だけを行っていてはこの変化=チャンスを捉えることはできない。事業を継続的に成長させるためには、既存業務を遂行して組織力を高めながら、チャンスを逃さないことが大事だと思う。まさに、nothing to loseなのであるメラメラ

 

 

先週のZの役員会で発信の重要性について言ったら

役員がブログ書きだして、

それを見た社員のみなに

 

”山内さんは書かないんですか”

 

と無垢な顔で言われ、

ブーメランのように突き上げられました、笑

 

さて、

 

題名の通り30歳からの成長については

20代の成長と違う部分が出てくる気がしてならない。

 

20代は経験値も浅く、

毎日が新しい体験の連続で

チャレンジすればするほど、

成長を感じられることが多い。

 

30歳に突入するとどうか、

 

新しい切り口だったり、

経営者としての厚みだったり

を大幅にプラスすることが前よりも難しい。

 

それは一種の慣れなのかよくわからないけど

20代と同じような感覚で成長するのは無理だとも思ってる。

 

かといって、焦っても何も生まれない。

 

話は変わるけど、

 

少し前に休日の過ごし方について取材を受ける機会があった。

 

休日はなるべく同じことしないようにしてたり

もともとハマったことは結構やるタイプなので

最近だとゲームやってたりと

いろんな事をやるようにしている。

 

例えば、ゲーム一つとっても

色んな種類、UIのゲーム出てたり

頭をフル回転させないと勝てないオンラインゲームとか

初めて体感することが多くって、ハマればハマるほど

ここら辺で得ることが意外と仕事に生きたりする。

 

本も以前よりも数倍読むようになったけど、

読んだ本を見返してみても、前とは違う感じ方したり。

 

力抜いたり、遊んでるように見えて、

新しい価値観や感覚を吸収したり

モヤモヤしてることを考え直す機会を持つのは

休日だったりするのかもしれない。

 

異質な世界を見ることでふり幅が決まり

それが厚みになるのかなぁ。

 

それはそうと先日33歳になった。

皆からお祝いしてもらい、

メッセージもたくさん頂いて

感謝でいっぱいです。

直接お礼を言えなくてすいません。

本当に有難うございました!

 

Z以外にも、MDHやAMS、シロクやシブクリ、WAVESTなど

 

ドンドン仲間が増えてきて、

この一年は、会社としても大事な勝負所に差し掛かっているので

皆と一緒に乗り越えてサプライズがサプライズを呼ぶような大きな成果を出せるようにしていきたい。

 

 

皆さんお祝いメッセージ有難うございました!

しかし、アメブロめちゃ使いやすくなったなあ(^^♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

U-NOTEにて、コラム連載を更新しました。

今回は「強みは、“a.k.a”で磨け。」というタイトルで、「強みの伸ばし方」とその際に陥りがちなある罠について書きました。 

 

 

ビジネスにおいても、“戦闘能力”は存在する

 

 新卒社員も入社して一か月が経ち、社内にもフレッシュな雰囲気が漂って活性化している組織が多いのではないでしょうか。新しく入社した方々も、ビジネスに初めて足を踏み入れて上手くいくこともあれば、上手くいかないことも多いことと思います。

 

 まず、ビジネスで成果を出すためには、戦闘能力が高くなくてはなりません。戦闘能力と聞くと物々しい感じがしますし、ビジネスの世界ではあまり聞かない言葉かもしれませんが、ビジネスにおいても戦闘能力というものは存在すると思います。それぞれの局面と強みの相性で発揮される戦闘能力は変わりますが、強みを持たないと話になりません。

 

 野球に例えるなら、点差が大きい一打逆転のチャンスでは、長距離打者が必要かもしれませんし、次に強打者が控えているのであれば、バントや繋ぎのバッティングが上手い選手を据えて局面の対応に当たる必要があります。間違った経営判断をすれば、それが勝敗を決める決定打になってしまうからです。局面と強みの相性が成果に大きく跳ね返ってくるのは、ビジネスも一緒です。自分の戦闘能力を考えるときは、まず自分の強みは何なのか、自分の胸に手を当てて考えてみましょう。

 

“a.k.a”で強みを伸ばす

 

自身の強みについて相談いただくこともありますが、強みを伸ばすコツはあんまりないんです(笑)。ただ、強いて挙げるなら自身の強みを知ることが大事です。信頼できる上司や周りにいる優秀な人に聞いてみると色々出してくれるでしょう。そこを自覚しながら、目の前の仕事に一生懸命取り組めば、自ずと強みは伸びていくと思います。ただ、自己満足にならないように、上司などから他者評価を定期的にもらうことを忘れないようにしたほうがいいでしょう。 

 

 また、強みが一定水準まで伸びたら、「a.k.a」を考えてみるといいかもしれません。a.k.aとは、HIP HOPでよく使われる「also known as」を略した言葉であり、「~で知られている」・「別称」という意味があります。人によって、a.k.aは複数あったり、変化していくものですが、野球のイチロー選手のある時のa.k.aは「安打製造機」であったり、かつて総合格闘技・PRIDEで絶対王者として君臨したヴァンダレイ・シウバはその目にも留まらぬ猛打から、デビュー当時のa.k.aは「戦慄の膝小僧」でした。

 

 “何故、a.k.aが強みを伸ばすのに必要なのか?”と思う方も多いと思いますが、冷静に考えてみれば単純明解です。前提として強みは、修羅場や責任の大きい仕事を成功させることで磨かれます。つまり、強みを伸ばすには責任のある仕事を獲得する必要があるのですが、組織でその責任のある仕事を任せられるにはどうすればいいでしょうか?

 

 組織が機能していれば、大きい仕事は上司が持っています。上司は、“仕事の埋蔵地帯”と言っても過言ではありません。それでは上司の立場で考えれば、どういう人に仕事を任したいと思うのでしょうか。何の強みを持っているかわからない人よりも、強みがはっきり見えている人のほうが選ばれやすいと思います。任せて一度成功させれば、また次のさらに大きい仕事が任されます。それを連続して成功させることによって、社内外でもそのa.k.aは流通するようになり、さらに市場にインパクトを残す成果をあげれば、“箔”がついてきます。一度a.k.aがつくと後で変えるのが難しいのですが、その話は長くなるのでまた次回にでも……。

 

踏み外しやすい、よくある2つの間違い

 

 前段で話したことを実践する上で、実はよく陥る罠があります。その原因は、焦燥感に他なりません。他人と比べて強みを伸ばそうとするあまり、罠にはまって競争から脱落していく人を山ほど見てきました。

 

 まず1つ目の罠。例えば、将来の相談を受ける際に、“いついつまでに起業したい”と言われることが多いです。これ自体は、気合が入っていて、相談してくれたことに嬉しさを感じる反面、正直に言うと内心では危うさを覚えます。事業は、市場があって初めて成立するものです。無論、競合もいるわけですから、その動きをつぶさに観察して参入するかどうか決める必要があります。マーケットや競合を見ていない自分本位のチャレンジがうまくいく確

 

 続いて2つ目の罠について。たまに、急に昨日とは人が変わったように“海外の職に就きたい”、“今とは違う何かをしたい”という相談を受けることもあります。何かの強みを持っている場合、その強みが生きる仕事の領域やフェーズが確実に存在します。将来のキャリアを思うがあまり、焦って自分の強みとは全く違う何かをやろうとすることに勿体無さを感じるには私だけでしょうか。

 

 また、英語が喋れると“折角だったら英語を仕事で使いたい”という気持ちになって、海外赴任を希望しがちです。これも罠にはまりがちな例。前述の通り、マーケットがあれば素晴らしいことですが、そうでなければ行っても討ち死にです。

 

 

 つまり、罠にはまらないために、険しい道を進むという「覚悟」とマーケットや競合を見る「冷静さ」を共存させていく必要があります。最初からできることではないので、意識していくことが大事でしょう。

 

(上記U-NOTEより引用)

最近Unoteでコラムを持ってから、
なかなかブログが更新できず反省。。

昨日はRAGEvo,2の記者発表会を開催した。
お忙しい中、たくさんのメディアの方々にお越しいただき
イースポーツの胎動への期待の高まりを感じました。





”ストリートファイター5”と”VAINGLORY”の2タイトルで行うことになりました。

会見でも言ったけど、

スマホゲームの台頭で、オンラインゲームが増えて、
今ではデバイス問わずユーザーがオンラインゲームに慣れてきた。
また、動画メディアが出来て、オンラインゲームならではの
深さと操作性、競技者のキャラクターを生で感じる機会も増えた。
それに応じて、プロチームやゲーミングハウスなど
市場の下支えとなるインフラが急速に整いつつある。

また、RAGEvo.1を開催して、
痛感したのは場の熱量

これは何とも表現できないけど、
スポーツの試合と何ら変わらないほどの興奮と熱狂が
会場全体の一体感と交わって瞬間風速的に熱量を爆発させる。
この熱量にイースポーツのポテンシャルを感じた。

正直、この分野には賛否両論ありますが、
いつだって正解なんてないわけだから、
誰になんて言われようとも
自分で選んだ道を正解にしていくしかないのだと思う。

それに、

経営者として、会社のトップとして
賛否両論あることをできなくなったら終わり
現状に甘んじて、つまらないことをやりつづける会社に絶対にしたくない。

脱皮しない蛇は死ぬを胆に銘じて
挑戦を恐れず圧倒的なサービスを世に生み出したい

U-NOTEにて、コラム連載を更新しました。

 

今回は、「会議には、あえて“答え”をもたずに参加せよ」というタイトルで、どの企業でも必ず行っているであろう「会議」について、その生産性を高めるヒントについて書きました。 

 

 

会議は“言える化”が鍵

 

会議の生産性を高めること。それは、組織の規模にかかわらず、多くの企業が抱えている課題の一つではないでしょうか。だれか一人の独壇場になったり、ただの報告会になったりするのでは、やる意味がありません。余裕のない責任者は、こうした会議のやり方をしてしまいがちです。

 

 最近ですと、会議の生産性を上げるためにアジェンダや時間、目的を必ず決めるなどの「きまり」を作る施策などをネットでよく見かけますが、それらも勿論重要なことだと思います。

 

 しかし、私が会議を開催するときに意識しているのは、あえて“答え”をもたないこと。心のなかにある“答え”を、言わないようにしています。本来、責任者として人一倍いろいろなことを考えていて、多くのものが見えている分、早く物事を進めたくなる。そこを、グッと堪え、“答え”を言わずして臨むのです。

 

 責任者である私が「コレがいい」と発言すると、それが正解だと思い、だれも発言できなくなってしまうからです。一寸の隙もないような場になってしまうのです。逆に、疑問系で発言を終えてみたり、「コレについてどう思う?」と問いかければ、みんなで考え、発言しあえる場となります。時には、トップダウンで進める局面もありますが、会議本来の役割を考えれば、各人の知識や考えを皆で出し合って、よりよい決議ができるようにすることが重要です。これを私は、会議の“言える化”と呼んでいます。

 

“言える化”は、全員が能動的に物事を進める雰囲気をつくりだしてくれます。これがとても大事なのです。会議は、物事を決定することが目的の一つですが、決定したことを実行に移すことで、初めて意味のあるものになります。会議の場を、みんなが能動的に考え、団結して進めていける場にしていく。そうすることが、社員の団結力や実行力を高め、育成にもつながるのです。

 

“立場”より“役割”

 

 “言える化”は、責任者として開催する会議だけでなく、参加者として出席する会議においても同じように重要です。例えば、一参加者として臨む役員会で発言するとき。一般的に、こういう機会って見栄を張るではないですが、つい完ぺきな報告をしてしまいがちです。「これについて、私はこう考えていて、このようにうまくいっていて、課題についてはこういうふうに対応していきます」というように。

 

 私は、会議において、あえて“完璧な報告”をすることにこだわらないことにしています。「これって、どうなんでしょうか?」と、あえて最後に疑問を投げかけて終わらせるのです。自分が責任を負っている分掌にもかかわらず、そのような発言をすれば、無責任な役員だと捉えられてしまいかねない表裏一体の行為といえるかもしれません。

 

 経験値の高い人が集まる場では、より多くの意見を引き出すことでヒントを得たり、ネガティブチェックをしたりすることができます。自らのことには熱くなってしまい、第三者的視点からの意見に盲目になりがちなため、そうならないように気を付けています。会議を“言える化”して活性させることで、その効果を最大限に活かせるのです。極論、私がどう思われようと関係ありません。大切なのは、自分の立場を守ることより、事業を成功させるための役割を果たすことですから。

 

プライドや正論、分厚い資料は不要

 

 立場に関係なく、役割を演じきること。これは、どの社員にも意識してやってほしいことです。会議は、一人ひとりが事業を成功させるための役割を意識し、フラットかつ円滑に進めようというマインドをもつと、決議の質が上がります。

 

 立場に固執する人は、プライドを守るために正論を盾にしたり、人の意見を受け入れられなかったりしがち。それは、会議の流れをせきとめてしまう一大阻害要素といえます。完ぺきかつ分厚い資料も、ときに会議を阻害します。自信のない発表者が、安心材料として用意していることが多く、的を射ていないことがあるからです。

 

また、会議を進める上で、正論は阻害要素にしかなりません。ビジネスに矛盾はつきものです。理屈だけで解決できるほど単純ではなく、ビジネスが拡大すれば様々なしがらみを抱えることになり、それぞれに筋を通しながら事を進めるのは一筋縄ではいかないものです。そういった現実から目をそらさず、丁寧に問題を解決していかねば、事業は前へ進めないのです。正論は、聞こえが良い分、考える力を失わせてしまいます。綺麗に整った答えを目の前にすれば、厳しい現実から逃れたい一心で、その正論に飛びついてしまうことも少なくないからです。ただ、正論に飛びついても、良いことなんて一つもないですし、問題を先送りしているにすぎません。会議を円滑に進めるには、“先送りをさせてなるものか”と正論を撲滅するマインドセットが必要なのかもしれません。

 

 最後に、気をつけてほしいのは、「“答え”をもたない」ということがどういうことか。これは、本当に何ももっていないのではなく、心のなかにある“答え”をあえて言わないことを意味します。事業を成功へと導くための役割を意識し、生産性の高い会議を心がけていけば、事業の生産性も大きく変わるのではないでしょうか。

 

(上記U-NOTEより引用)

U-NOTEにて、コラム連載を更新しました。

今回は「No.1を目指すなら『他人の目より鏡を見よ』」というタイトルでコラムを書きました。 

3つのポイントに絞って紹介しています。

 

 

安直な「MBAをとりたい」「キャリアアップしたいです」は要注意ワード

 

最近、若手の社員と話している時、向上心も高くやる気にも満ち溢れているのに、「もったいないなぁ」と思うことがあります。

 

  以前と比べ、ツイッターやフェイスブックなどのSNSが普及し、世の中にどんな人がいて、どんなことが流行っているのか、情報がとてもわかりやすくなってきています。何か知りたいときは、Googleで検索すればその情報にすぐたどり着くことができます。しかし、本当に困ったときや人生の岐路に立ったとき、Googleが道を教えてくれるか?といったら答えは言うまでもないでしょう。

 

  「MBAをとります」「キャリアアップのために会社を辞めて資格をとります」などといったことはよく聞きます。MBAやその他資格をとること自体、あくまでもゴールではなく手段なので、誰かが持っているから取りたいというのは安直すぎます。MBAをとれば間違いなく経営を有利に進められると思いますが、それをゴールにしたり、取得することですべてが変わると思っている人を見ると危うさを感じます。それ自体はあくまでも資格で、経営の全てではないことは言うまでもないでしょう。

 

  にもかかわらず、海外へのキャリア相談や、MBAなどのステイタスにばかり価値を見出している人を見ると、厳しい言い方ですが「他人の目より鏡を見ろ」と言いたくなります。流通している情報に同調したり、他人の真似したりすれば何か安心するのかもしれませんが、中身が大事です。本当に成長したいのであれば世にある情報に惑わされることなく、最後は自分次第であることを念頭に、自ら決断していくことをお勧めします。

 

評論家にならない

 

また、情報に流されて、「転職したい」と考える人もいます。「ほかの組織と比べて、今いる組織に不満があるから」なんていう理由を聞くと、残念な気持ちになってしまいます。

 

 転職をするなと言っているわけではありません。ただ、今いる環境でやりきっていなかったり、やれることがあるのに、第三者の発信している情報やネガティブな理由で転職をしたらきっと同じことが起こるし、将来後悔するのではないかと思うのです。組織には“いいとき”・“わるいとき”、“いいところ”・“わるいところ”がありますし、外から知れる情報はほんの一部でしかありません。

 

 何より大事なのは、何をするにも、自分次第ということです。環境を変えたからといって、自分が成長する訳はないのです。 ”諸悪の根源我にあり”という言葉がありますが、ビジネスマンが成長するにあたって、この自責の念は誤魔化しのきかない重要な要素だと思っています。この自責の念を持っていないと、何でも言い訳できてしまいます。自分の人生なのに、他責にしたり、環境のせいにしたり、そういう話を聞くたびに何か寂しい気がするのは私だけでしょうか。

 

  また、自責の念が無い人ほど、「ここがイケてない」「ここがダメなんだ」と、組織の悪口や愚痴ばかりをこぼすことが多いと思います。愚痴を言って組織が改善されるのであれば別ですが、ネガティブな言動は連鎖し大きな損失を生むだけです。愚痴を言う人は“ただ言いたいだけ”なのでしょう。言いっぱなしにするのは何の責任も負わず楽ですが、成長しません。責任と成長は比例しますから。言いっぱなしの評論家になるのではなく、当事者として建設的な改善を実行することが成長につながるのだと思います。   

 

“型なし”ではなく“型破り”な行動を 

 

自責の念がない人、自分に自信がない人ほど、流行を追ったり、人の真似をしたりして安心してしまいがちです。それでは、他人より自分を成長させることなんてできないし、二番煎じではナンバー1になど到底なれません。

 

 本当に大きなことをするのであれば、何か言うよりも、まず先に行動で示すことが大切。自分で考えてオリジナリティあることに挑戦したり、賛否両論あるようなことを実行したりしなければなりません。そういった“型破り”な行動は、だれもが怖いと感じることだし、勇気のいることだと思います。リスクを負わずしてリターンは得られないことを忘れてはなりません。

 

 ただ、気をつけてほしいのは、“型破り”と“型なし”は違うということ。一生懸命に築きあげた基礎(型)を自分流に応用するのは“型破り”ですが、基礎(型)がないところからメチャクチャに何かやるのはただの“型なし”です。基礎(型)がなければ、突き破ることさえできません

 

 キャリアステップに悩んでいる人は、「なかなか自分の軸が見つからない」「わかっているけど、どうしていいか分からない」という人もいるでしょう。そういう人は、難しいことを考え過ぎず、まず目の前の仕事に自責の念をもって取り組んでみるのがいいと思います。一生懸命仕事に取り組めば、壁にぶち当たります。その壁を何とか超えることで人間性が磨かれていき、成長への道が開かれるのだろうと思います。型破りな行動をするためにも、まずは基礎をしっかり磨いていくことが実は何よりも重要です。

 

(上記U-NOTEより引用)