無趣味な幹部 | 渋谷で働くスマホ社長のブログ

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先日のCA36研修の打ち上げでK君と雑談していた際に趣味の話になった。聞くところによるとK君の趣味は特になく、強いて挙げるなら”腕立てをしてます!”とのこと。腕立て伏せが趣味といえるかどうかは別にして、K君の話を聞いて少し不安になった。

 

よくよく考えると、無趣味な幹部は昔から少なくない。僕もその一人だった。若くして成果を残すために、仕事に精魂を傾ければ余暇時間も夢中で仕事して、それが成果に結びつくことも多い。しかし、仕事だけに集中しすぎると20代のうちに行き詰る気がする。

 

無趣味な幹部の特徴としては、語弊を恐れずに言えば、

 

・話しててもつまらない話が多い、深みがない

・人の気持ちがわからない

・想像力が乏しい

 

ただの悪口みたいになってしまったけど、、、笑

 

若くして成果を残す人の特徴として、自分でなんでも出来ちゃう人が多いと思うのだけれど、冷静に考えてみると成果の高さをさらに何倍にもしようとするとチームで動くことが不可欠になる。

 

チームを動かすためには、相手の気持ちになって考えぬくことが必須だ。相手の気持ちになって考えるっていうのはバズワードで、皆知ってるコミュニケーションの基礎だけれども、ここに落とし穴がある気がしてならない。

 

自分でなんでも出来ちゃう人の特徴で、相手の気持ちになって考えるその相手の気持ちも自分だったらどうするか?と一人称になってることが多い。これが一番厄介だ。自分だったらこうやる、自分だったらこれくらいやるというのが前提で、それと全く同じやり方をメンバーに求めてしまう。でも、人それぞれ特徴や性格が違うから成果が同じように出る訳はない。むしろ窮屈になってしまうかもしれない。

 

また、趣味は、気分転換やリラックス効果などの効能はもちろんある。どっぷりつかれば一流のモノや人に出会うことも大きなポイントだと思う。どの分野でも一流には必ずワケがある。それを体感したり、プロセスを想像するのが楽しかったりする。幾つかそれを体験すると、自分のボキャブラリーが格段に増えていることに気づく。

 

若くて出世するとあんまり叱られなくなるから、趣味で一兵卒になると内省する機会が増えるのもいいところだと思う。一流のサービスでなくても、サービスを受けて不快な思いをしたりするとそれはそれで、反面教師になる。

 

趣味じゃなくても甘美な経験と仕事の振れ幅で成長というか人間としての魅力が促進される気がする。仕事に一直線になることはとてもいいことだけれども、大きい成果はチームワークだったり、柔軟な発想だったりが不可欠なので、それを遊んで学ぶことは意外と重要なのかもな。あんまり上手に説明できなかったけど、要は肩肘張らず、純粋に楽しめる趣味があるといいねという話でした。腕立て以外もねニコ