GOAT | 渋谷で働くスマホ社長のブログ

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日本代表する経営者になるために日々邁進します

先日は、サイバーZの2019年のVP(ビジョンプレゼン)だった。VPは年に一度開催しており、僕から直接今期の方向性や戦略、大事なことを伝えている。また、各国の支社のメンバーなど一堂に会す唯一の場になっている。わざわざ全社員を集めてやることか、と思われがちだけど、Zでは創業期から形や頻度を変えてやり続けている。

 

狙いとしては、皆の意思統一なのだけど、単に僕からの堅苦しいプレゼンをするというよりは、素直に自然に皆と会話するようtoo muchになり過ぎないように気をつけている。会場の演出も、一目で今期のテーマを感覚で掴んでもらえるように、拘って工夫してる。

 

今回直前に会社が10周年ということに気づいたんだけど、まさか10年も会社が続くと思わなかった。創業当初は何度も潰れかけて胆を冷やすどころか、内臓に汗をかき続けて日々過ごして来た。最初は、本当に色んな意味でやばかった記憶しかない。とにかく酷くて、事業は勿論、組織も会社の体をなしていなかった。今思うと、とても恥ずかしい。。

 

サイバーZは、ガラケーの広告代理店からスタートして、スマホに参入し、今はesports,OPENREC,Vtuberなどの事業を形を変えながらやっている。それぞれトップクラスの規模に成長して来ている。

 

10年もやると創業時にやっている事業の市場が傾いたり、大体がオワコンになったりすることが多いと思う。普通だったらひよってジリ貧になるところを、変化を恐れず挑戦し続けた社員の皆んなを心から誇りに思う。10周年を過去最高の年商で迎えられたのも皆んなの汗と涙の積み重ねのおかげです。いつも頑張ってくれて本当に有難う。

 

振り返れば10年だったんだけど、10年ということにさほど意味を感じない。これからどういう会社になっていくかのことがよっぽど重要だ。創業当初から伝説の会社と言い続けて来て、側から見るとチャレンジオーバーヒート気味に見えているかもしれない。

 

事業は、生まれた時から寿命があると僕は考えるようにしている。だから、どこかで閉店して、新装開店しないといけない。ここから一山、二山当てるまではなんと言われようと挑戦を辞めない。

 

挑戦に伴う環境の変化にはネガティブ感情の連鎖は付き物だ。でも、3年前、スマホで動画を見ていた人は周りにいたか、さらにその3年前スマホを持っている人は周りにいたか。我々がいる市場の変化は加速している。だからこそ、その変化に柔軟に対応しなければならない。変化に対応しなければ死が待っている。逆に、変化にいち早く対応できる文化や組織が構築できれば可能性は無限大だ。

 

Zは何をやっても一生懸命やる文化がある。コミットメントも強いとよく言われる。内部のみんなはわからないかもしれないけど、取り引き先や他の役員の人から見るとそう見えるらしい。僕が思うに、その最も大きな理由は文化だと思う。文化は人が創るものだから、今も最終面接は全て僕が見ている。

 

ビジネスマンがスキルやキャリアに拘るのはいいことだけど、固執しすぎると変化に対応できない硬い筋肉になってしまう。例えば、3年間培って来たスキルをきっぱり捨てて違うことにチャレンジすると損した気分になるから。

 

それよりも、会社が好きだったり、何でもいいから大きいことがしたかったり、そういう人たちの集団であることを大事にして来た。だからこそ、この市場環境変化が加速する時代に活躍しやすい組織構造に少しずつなって来たと思う。

 

個人的にも先日CAの常務取締役を拝命させて頂いた。何も言われてなかったから正直とてもびっくりした。

 

チャンスを頂いたからには今期のテーマであるGOAT(greatest of all time=間違いない、最高な)な会社にし、成果が出るよう僕も経営を一兵卒のつもりで頑張ろうと思う。